2011年12月04日
ボットで何をしたいの?
metabirds に「9時ボット」なるものが出来て、すでに使っておられる方も多いようですね。
朝 9 時と夜 9 時の 1 日 2 回、自動的につぶやく機能が「9時ボット」です。
なぜ 9 時(グリニッジ標準時の 0 時)なのかというのはともかく、この程度のボット(bot)機能なら別に問題はないと思います。私も、つい先ほど設定してみたところです。あいさつ程度のつぶやきや自分のお店の宣伝なんかに使うのもいいでしょう。
なんせ、1 日たったの 2 回ですからね。
しかし、ほとんどの人が 1 日 2 回しかつぶやいていなかったとしたらどうなんでしょう? しかも、その 2 回がすべてボットだとしたら……タイムラインに表示されるつぶやきは大半がボットで占められることになります。これは、考えようによっては「スパム」同然の迷惑行為と思われても仕方のない状況ではないでしょうか。
そもそもこの metabirds における「つぶやき」自体がユーザーに認知されておらず、そのサービス名称すら明確に示されていないというのは致命的と言えます。認知してもらうためのキャンペーンを兼ねての「9時ボット」の提供なのかもしれませんが、ユーザーはこれをどう受け止めたらいいのかわからず戸惑っているだけではないでしょうか。
私の認識している情報で判断するなら、このつぶやきや更新情報を通知するサービスは「metabirds Love」という名称だと思うのですが、それすらも定かではありません。
そんな状況なので、現状を見る限り利用者はほとんどおらず、見かけるつぶやきはほとんどすべて自動的に通知される「Badge get!」等の通知や9時ボットのつぶやきばかりです。生身の人間がリアルタイムでつぶやいている書き込みはほとんどありません。metabirds Love の最大の売りでもある「Love」の通知も皆無です。
何というか、metabirds の運営者やプログラマーが自己満足で実験的な試みをしているだけのようにしか見えず、何より metabirds のスタッフですら自分でつぶやかずにボットでつぶやいているという情けない現状。正直、見ていて腹が立ちます。
ボットというとセカンドライフの中でも土地のトラフィックを稼ぐために頻繁に利用されたりしていた時期もありましたが、今はずいぶんと下火になってボットを見かけることも少なくなりましたね。
トラフィックの大多数が人間の操るアバターなら良いのですが、土地によっては常にボットしかいないというところもあるでしょう。そういうところは淋しいですよね。
Twitter やなんかでもボットは結構流行っていて、様々なボットがあふれていますが、ボットのつぶやきであふれかえっているようなタイムラインは虚しいものです。
Twitter も、セカンドライフも、そして、metabirds Love だって、本来は人と人、人間同士のコミュニケーションのためのツールです。それなのに、自分の話す相手はプログラムされたボットしかいない世界なんて……どう思いますか?
実は、私のサイトにももう 10 年くらい前からボットが居座るチャットルームを設置してあります。「占って」と言うとタロットカードを一枚めくって占ってくれるボットです。人工無脳搭載である程度の会話も可能です。このチャットに初めて来た人の中にはボットだと気づかずに普通に会話をして帰っていく人もいるくらいです。
こういったボットの存在意義や利用価値はいろいろとあると思うのですが、私がこのボットを自分のサイトに置いているのは、一種の皮肉も込めているのです。ボットと話すことは楽しいと思うときもありますが、その虚しさにも気づいて欲しいと思うのです。
そして、生身の人間と話せることの喜びや価値を改めて見出してもらえたらなぁと、そんな風に思っているわけです。
metabirds Love が metabirds の運営者の自己満足に終わらず、もっとユーザーに活用されるものとしたいのなら、重視すべきは「ボット」ではなく「人」であるべきだと思うのです。「Love」って、やっぱそういうことでしょ? ボットに「愛」などありませんよ。
朝 9 時と夜 9 時の 1 日 2 回、自動的につぶやく機能が「9時ボット」です。
なぜ 9 時(グリニッジ標準時の 0 時)なのかというのはともかく、この程度のボット(bot)機能なら別に問題はないと思います。私も、つい先ほど設定してみたところです。あいさつ程度のつぶやきや自分のお店の宣伝なんかに使うのもいいでしょう。
なんせ、1 日たったの 2 回ですからね。
しかし、ほとんどの人が 1 日 2 回しかつぶやいていなかったとしたらどうなんでしょう? しかも、その 2 回がすべてボットだとしたら……タイムラインに表示されるつぶやきは大半がボットで占められることになります。これは、考えようによっては「スパム」同然の迷惑行為と思われても仕方のない状況ではないでしょうか。
そもそもこの metabirds における「つぶやき」自体がユーザーに認知されておらず、そのサービス名称すら明確に示されていないというのは致命的と言えます。認知してもらうためのキャンペーンを兼ねての「9時ボット」の提供なのかもしれませんが、ユーザーはこれをどう受け止めたらいいのかわからず戸惑っているだけではないでしょうか。
私の認識している情報で判断するなら、このつぶやきや更新情報を通知するサービスは「metabirds Love」という名称だと思うのですが、それすらも定かではありません。
そんな状況なので、現状を見る限り利用者はほとんどおらず、見かけるつぶやきはほとんどすべて自動的に通知される「Badge get!」等の通知や9時ボットのつぶやきばかりです。生身の人間がリアルタイムでつぶやいている書き込みはほとんどありません。metabirds Love の最大の売りでもある「Love」の通知も皆無です。
何というか、metabirds の運営者やプログラマーが自己満足で実験的な試みをしているだけのようにしか見えず、何より metabirds のスタッフですら自分でつぶやかずにボットでつぶやいているという情けない現状。正直、見ていて腹が立ちます。
ボットというとセカンドライフの中でも土地のトラフィックを稼ぐために頻繁に利用されたりしていた時期もありましたが、今はずいぶんと下火になってボットを見かけることも少なくなりましたね。
トラフィックの大多数が人間の操るアバターなら良いのですが、土地によっては常にボットしかいないというところもあるでしょう。そういうところは淋しいですよね。
Twitter やなんかでもボットは結構流行っていて、様々なボットがあふれていますが、ボットのつぶやきであふれかえっているようなタイムラインは虚しいものです。
Twitter も、セカンドライフも、そして、metabirds Love だって、本来は人と人、人間同士のコミュニケーションのためのツールです。それなのに、自分の話す相手はプログラムされたボットしかいない世界なんて……どう思いますか?
実は、私のサイトにももう 10 年くらい前からボットが居座るチャットルームを設置してあります。「占って」と言うとタロットカードを一枚めくって占ってくれるボットです。人工無脳搭載である程度の会話も可能です。このチャットに初めて来た人の中にはボットだと気づかずに普通に会話をして帰っていく人もいるくらいです。
こういったボットの存在意義や利用価値はいろいろとあると思うのですが、私がこのボットを自分のサイトに置いているのは、一種の皮肉も込めているのです。ボットと話すことは楽しいと思うときもありますが、その虚しさにも気づいて欲しいと思うのです。
そして、生身の人間と話せることの喜びや価値を改めて見出してもらえたらなぁと、そんな風に思っているわけです。
metabirds Love が metabirds の運営者の自己満足に終わらず、もっとユーザーに活用されるものとしたいのなら、重視すべきは「ボット」ではなく「人」であるべきだと思うのです。「Love」って、やっぱそういうことでしょ? ボットに「愛」などありませんよ。
Posted by Apollo Mager at 17:02│Comments(0)
│コラム
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