Apollo Mager
2021年05月09日 01:43
セカンドライフでの私のアカウントの所持金は 2000 リンデンドルほど残っていたのですが、もう何か月も増えることも減ることもなく無駄に放置されているだけだったので現金化してしまおうと思いました。
セカンドライフ内での占いのお仕事で収入を得られることはほとんどなくなりました。1年待っても1人来るかかどうかという程度。
この 2000 リンデンドルも 1000 円相当の占い料金として受け取ったものでした。
リンデンドルの通貨交換レートはほとんど変動せず、現在は 1 米ドルに対するレートが約 241 リンデンドルになっています。2000 リンデンドルなら約 8.3 米ドルになります。現時点での1 米ドルは 108.59 円になっているので、2000 リンデンドルは日本円で約 901 円という計算結果になります。円安で 1 米ドル 121 円くらいの時なら 2000 リンデンドルは 1000 円くらいになります。円高気味の今の時期に換金するのは損をしてしまいますね。
しかし、実際に換金するとなると単純に計算結果通りというわけにはいかず、手数料を取られることになるので受け取れる金額はもっと低くなります。
というわけで、実際にどうなるのか見てみましょう。
ちなみに、今から 8 年前にも同じネタで記事(リンデンドルを日本円で現金化すると)を書いており、その時は約 L$ 2653(US$ 10)が 621 円で現金化されたという結果でした。手順はほぼ同じですが、手数料の金額が違う部分が一部あるようです。
セカンドライフの中で受け取った 1000 円相当の占い料金は、私の手元に届く時には 275 円になってしまうということですね。何と、7 割以上が手数料として消えてしまい、利益は 3 割にも満たないという結果です。
ココナラ等のスキルマーケットや占い業者に所属して占いのお仕事をする場合、業者に取られる手数料は 5 割前後となることが多いと思います。それでも取られすぎだとは思っていましたが、さすがに 7 割はひどすぎますね。これではとても商売になりません。
セカンドライフのユーザーには仮想通貨のリンデンドルで支払いをしてもらうのが理想的だとは思っていましたが、こういう無駄の多いシステムだということに気づいてしまうと、とてもお勧めできるものではありませんね。
セカンドライフの決済に関するシステムはもはや時代遅れであり、今後の発展は見込めません。
今後はセカンドライフで受けたお仕事でも報酬は可能な限りリンデンドル以外で受け取ることにしたいと思います。
暗号通貨の利用に関しては政治的な圧力や足かせも多く、なかなか一般層には普及していませんが、私たちのような弱い立場の一般人にこそ非中央集権型の暗号通貨が理想の決済手段であるはずなのです。
本当の意味での自由で健全な経済活動のために、暗号通貨の活用が推進されることを期待します。